富士山登山
３７７６ｍ

富士山頂上にてご来光を望む
２００８年８月１２日（午前５時０５分）


河口湖口五合目
２３０５ｍ

バスターミナル付近より北アルプス連峰を望む
写真中央部が奥穂高（３１９０ｍ）で少しへっこんでいるところが難所の大キレット
になり、槍ヶ岳（３１８０ｍ）と続くのだろうか？望遠鏡で確認したいなぁ〜
そうであるならば、はるか昔大学３年生のとき奥穂高から難所の大キレットを通過
して槍ヶ岳を登頂したことが思い出されます。

河口湖口５合目の様子


今回の富士登山ツアーは、
姫路駅南のバスターミナルから
８月１０日午後９時半出発のツアーです。
予定通り出発し、到着予定地は富士山
５合目の河口湖口５合目である。到着
時刻は翌朝８月１１日午前８時頃でした。
すでに標高２３０５ｍの高地です。
気圧に慣れるために、登山開始は１１時です。
それまでに、周辺の散策をし体調を
整えることにしよう。
写真は、河口湖口５合目から富士山を撮った
写真です。いよいよ目指すは富士山頂である。
手に取るような感じであるが、さすが日本一
高い山ですから油断は禁物、
気を引き締めて頑張ろう！

写真右下の建物が、今回登山をする時の
準備と休憩をとった富士急雲上閣です。
９時半に遅い朝食兼昼食をとり、
１１時登山開始までもう少し散策して
登山準備をすることにしよう。


河口湖口５合目より６合目に向かって


写真（下）が登山スタート地点です。
午前１１時を迎えいよいよ登山開始
準備も体調も良好です。
ガイド付きの団体登山ですから
単独と違いかなり安心して登山出来そう！
５合目から６合目までは、平坦な幅広い
河口湖登山道です。山頂から吹き付ける風が
ひんやりとして心地よい。馬車がお客を乗せ
心地良さそうに往来している。

写真上↑は河口湖です。登山道から、
最高にズームして撮ってみました。
デジカメなのでこれが限度かな？少し
画像が悪いなぁ〜　富士急ハイランドは
どの辺りになるのかなぁ？　
心地よい爽やかな風が吹き、快適な
登山日和です。
天気も最高ですごく気持ちが良い
山歩きになりました。
写真上↑では山中湖が観えます。
河口湖登山道から富士５湖のうち２湖が
観えることに感激しました。

６合目を迎えるにあたり、平地から
いよいよ山登りになります。


吉田口登山道と合流
いよいよ登り開始である！

写真右（←）富士山頂に向かって
吉田口登山道から山頂を目指します。

写真の様子から、山頂に向かって拝んでいるような
雰囲気です。やはり霊峰富士なんですね！
吉田口・富士浅間神社方面　写真右（→）
私達は、五合目より平坦な道を行き、ここから
本格的な登り開始になり山頂を目指すのですが、
右の写真は吉田口登山道で、富士浅間神社の
一合目から富士山頂を目指すことになります。

一合目からの登山は大変でしょうねぇ〜

ガイドさんを先頭に、スローペースで
登って行きました。７合目の目印は
花小屋（写真下）です。標高は２７００ｍです。
ここで一休みとなります。

登山初心者が多いせいか、かなりのスローペース
みたいですね。４０ｍほど登っての休憩です。
あまり疲れていませんが、体調も好いですね！
トモエ館で標高２７４０ｍになります。

少しのぼっては休みのスローペースの為
疲れることなく登山ができました。
高山病の予防でしょうかねぇ〜
気圧にも順応しているようです。

太子館から８合目になります。
ここで、標高が３０２０ｍです。
３０００を突破したことになりますね！

徐々に雲の上へと進んでいくような
気がします。

今日の宿泊場所の白雲荘です。
ここに着いたのは５時過ぎでしょうか？
五合目を出発し６時間ほどになります。
この辺りになりますと随分雲の上になり、下界は
雲でもう観えなくなりました。
白雲荘で、午後６時頃夕食（ハンバーグカレー）
をとり、男女混合の部屋で雑魚寝になりました。
寝る場所しかない狭い部屋で着替えて、恥ずかしいとか
言っておられないです。案外女性のほうが、
根性据わっているのに驚きです。
起床が午後１０時半で出発が１１時になりました。
１０半までゆっくり休むことにしょう。

１０時３０分起床し、いよいよ山頂を目指し
深夜の登山になりました。服装も冬の姿になり
ヘッドライトをつけ、身を丸くし風と寒さに耐えながら。
白雲荘を出発し、元祖室で休憩することになりました。
元祖室でトイレ休憩と準備体操をしました。

今までに、私の登った最高峰は奥穂高（３１９０ｍ）
で、元祖室は３２５０ｍの高さですから、もう６０ｍ
も抜いています。初めての高さになります。
もう少し進んでいくと、富士山ホテル・江戸屋等
山小屋がひしめき、この辺りで３４００ｍの高さになります。
ここから山頂まで山小屋がなくて、高山病にかかりやすい
高さになりました。多くの登山者達も酸素缶を購入し、
高山病対策をしていました。

九合目と十合目の目印は右の写真（→）の様な
鳥居です。写真右は１０合目の道標の鳥居です。
もう少しで頂上です。最後まで頑張りましょう！

９合目の道標の鳥居をくぐり抜けたころ、
ガイドさんが、皆さん登山道の富士山頂側に
頭にして寝ころんでくださいとの掛け声で、
寝ころび夜空を見渡すと、夜空は天然のの
プラネタリウムになりました。富士山頂の空気は澄みきり、
夜空の星は輝き、流れ星を観つける事もでき、
天の川もしっかりと拝見出来ました。

十合目の鳥居を通り抜け、ゴールです！


やったぞ日本一高い山
富士山（３７７６ｍ）登頂

富士山頂にてご来光を待つ


富士山頂の火口（残雪が素晴らしかった。）
お蜂めぐりをしたかったのですが、下山時刻のために
断念しました。		 ご来光
東の地平線には、厚い雲に覆われ予定時刻より
日の出が遅れました。でも素晴らしいご来光です！

下山の様子

ご来光を観て、すぐに下山体制に入りました。
本当は、火口を一周（すり鉢巡り）したかったのですが、
団体行動なので仕方ありません。
左の写真は、１０合目の鳥居だと思います。かなり
つかえているようですね。山頂でのご来光は
無理だったようです？
山頂を目指している人を尻目に私たちは、
ただひたすら下山するのみです。
右の写真は、下山している様子です。何だか、
このまま雲の上を歩いて地平線の彼方まで
行ってしまいそうな感じです。
頂上から、８合目付近の山小屋（江戸屋）まで下山
しました。この道標は山梨県・スバルライン方面と
静岡県・御殿場方面の別れ道です。
ガイドさんが一番気を使うところです。間違って
静岡県・御殿場方面に行くと大変です。
しっかり点呼を取り揃ったところで、
富士山登山スタート地点の
河口湖口五合目まで頑張って下山しましょう！
残り少ない富士山の残雪、きっとこの夏
でこの残雪も消えていくことでしょうねぇ〜
そして、初雪を迎え新たな積雪になることでしょう！
３０００ｍまで確認できなかった高山植物も
標高が下がるに従って目立ち始めました。

写真の高山植物はオンタデといいます。
富士山五合目より多く見られる代表的な
高山植物です。
一気に６合目近くまで、駆け降りてきました。
後は、なだらかな登山道で登山スタート地点の
河口湖口五合目までゆっくり進んで行きます。
見上げてみると、下山してきたルートを見ることが
出来ます。大変だった富士登山も無事終了し
やれやれ一息つくところまで下山しました。
この辺りが森林限界地点になります。
標高２４００ｍ付近です。


お疲れ様でした！

富士山登山の感想

今まで、登山していた中で最も過酷の登山だった。
幸い高山病にもかからずに気持ち良く登山できました。
山岳ガイドの案内より疲れることなくスローペースで、しかも
小刻みな休憩より水分補給もしっかりとり、難なく頂上を制覇できたと思う。
しかし、さすが日本一高い山、下山してから太ももと
ふくらはぎの筋肉痛より２〜３日辛かったです。
今までの登山では、筋肉痛になったことがないのです。
高山病はどんな健康な人でもかかる病気です。今回のガイドさん
の山登りのペースが分かり、今後の登山にも参考になった。
とにかく、ゆっくりと同じ速度で登り小刻みに小休憩を
取ることなんですね。