日本の滝１００選
原不動滝の雪景色
平成２２年１２月３０日

年の瀬も迫る平成２２年１２月３０日に宍粟市の原不動滝へ、
雪景色の原不動滝の写真撮影に行ってきました。
ここは中国山地の深山幽谷、訪れる観光客もいない静かな原不動滝。
しんしんと降る雪に、この森の静けさが妙に幻想的な景観を感じる。
一か月半前までは紅葉の美しい景観で、山々が赤や黄色に紅葉し
雅な世界を作り上げた様相だったが、今は白一色の白銀の世界である。

では、その様子をご覧ください。
自宅（たつの市）から宍粟市山崎町を通過し国道２９号線を北上し
原不動滝へと向かいました。
年の瀬が迫る１２月３０日、自宅でも小雪が舞う寒い日でした。

	年の瀬でもあり、国道から離れると除雪 作業が行なわれていなかったので、 原不動滝まで行けるかどうか不安でしたが、 なんとか原不動滝まで行けました。 社の正門が観えてきました。（１２：００到着）。 ここから原不動滝まで400m、標高420ｍの所
訪れる観光客もいない静寂した深山幽谷、 足跡もない雪道を踏みしめ原不動滝へと向かう。（写真↓） 山々の木々は雪花が咲く美しい景観です。（写真→） 時々、鹿の鳴き声がこの渓谷に響き渡り寂しく感じる。
	目前に（写真↓）原不動滝に入る受付小屋です。 当然この時期は入園禁止のため閉鎖です。 危険をお冒してまでの写真撮影、この美しさには 止めることもできません。気をつけて行きましょう！ 写真←はカエデ橋です。 この橋を渡り原不動滝へと進みます。
カエデ橋を渡り、登山道へと進みます。 急こう配の雪道に少し危険な状態です。（写真↓） 滑ると大変危険です。やはり、アイゼンが必要でした。 奥楓橋に到着（写真→）この吊り橋から原不動滝の 写真撮影となります。

奥かえで橋から原不動滝を眺望する

奥かえで橋からの撮影（↓・→）

奥かえで橋からの写真撮影を終え、ハイキングコース（写真↓）を進みもう少し標高の高い所からの
写真撮影をすることにします。ただし、急こう配の登山道になり滑ると100ｍ近い谷底に
真っ逆さまに転落です。勿論、命の保証はありません。アイゼンを忘れましたので、
滑りやすい雪道を慎重に登ることにします。

慎重に、ハイキングコースの登山道を登っています。冬季のこの時期は、ハイキングコースとは
言えないでしょうねぇ〜　雪山はやはり危険です！　ゆっくり登って行き小休憩を取りながら、
原不動滝周辺の山々の景観をカメラに収めました（写真↓）　山々の雪景色にうっとりしました。
危険な状態なのによくもまぁ〜俳句が出来たものだ！
原不動滝付近の峰々

ブナの木の羽織る白衣の雪白かな

見上げれば原生林の雪の花

白銀の原生林が綿帽子

目的地に到着、ハイキングコースとは言え冬季の雪のこの時期、滑らないように
慎重に写真撮影をすることにしよう！

ハイキングコースの途中からの原不動滝の景観

奥かえで橋からの原不動滝の景観 と違い、少し高い所から観る景観はまた原不動滝の 素晴らしさを感じる。

写真撮影も予定通り終了し、そろそろ下山することにします。
急こう配の登山道で積雪のため、非常に滑りやすい状態で危険です。
滑ると深い谷底に転落するので、慎重に下山しなければなりません。

原不動尊

無事、原不動滝に入る受付小屋に到着しました。
受付小屋に隣接している原不動尊に立ち寄ることにします。
深山幽谷のこの地に原不動尊があり、神秘さが増幅します。
修験者達は、この原不動滝に打たれて難行・苦行をします。
この原不動尊から原不動滝にも行けますが、ここは一般の人には
行くことはできません。余りにも険しいので修験者達のみ許されています。

不動明王が祭られ ている原不動尊。

感　想

原不動滝の雪景色の撮影は何度かしましたが、今回の撮影が私自身一番良かったかなぁ〜
と思います。理由は、積雪量だと感じます。多すぎても駄目少なすぎても魅力がない。
程よい積雪量が一番良いかなぁ〜と思いました。
今回は、そんな中での撮影で雪景色の美しさに感銘しました。
欲を言えば天気が快晴であれば雪の花ももっと美しいのではないでしょうか？
なかなか好条件は難しいので、長い目でみて、原不動滝の美しさを追求しようと思います。
もう一つは、冬のこの季節は入山禁止なので本当はこの時期には入れません。
非常に危険なため、注意が必要です。アイゼンは必携ですね！自己責任ですよ。
この原不動滝の景観に酔いしれ、これからも原不動滝の美しさを求めていきたいと思います。



2011/01/05 (水)

タッチ

冬の原不動滝

平成２０年１月２６日

原不動滝（日本の滝１００選）に訪れて

	今日は１月２６日（土）、冬型の天候になり 私の住んでいる地域でも雪の舞う朝を迎えました。 以前から雪の原不動滝の撮影を狙っていたので 自宅を８時３０頃に家を出て原不動滝へと向かいました。 国道は除雪車により雪は除雪され、スムーズに原 不動滝へと向かうことが出来ました。
午前１０時頃原不動滝に到着。そこは、 深い雪に覆われ幻想的な銀世界でした。 誰一人訪れることのない原不動滝は私一人の 世界である。深い森は、滝の水しぶきの音と 小鳥達のさえずりしか聞えない静寂な世界である。 受付の小屋も無人で、小屋を通り抜け、深い雪をかきわけ ながら道標にしたがって「かえで橋」を渡りました。

雪の原不動滝に感激！

	かえで橋を通過してから、奥かえで橋 へと膝まである雪道をかきわけながら 進みました。ラッセルしながらの 歩行なので、少し疲れる。 橋の看板を見つけ、はやる思いで小走りで 滝見台へと進みました。
奥かえで橋から観た雪の原不動滝です。 白と黒の水墨画の様で、すごく感激しました。 あたりは訪れる観光客も誰一人いなくて、 人の気配も感じない静寂な世界です。 滝の水しぶきと時々聞える小鳥達のさえずり しか聞えない幻想的な世界は、森の妖精 がいるような感じです。だれも通った跡のない 雪道は森の動物達の足跡だけが残っています。 時々、雲から太陽の光が差すと雪が太陽光に 反射し銀色にと輝き生命の輝きのように思えます。 不安だった私の心が温まる瞬間です。 安らぎも与えてくれるようで、日常生活 ではあたりまえな自然現象ですが、厳しい 冬の雪深い環境では、このような太陽の 光すら尊く感じます。 写真は太陽の光が差した瞬間の雪の 原不動滝を撮影したものです。
	下の写真は、奥かえで橋から滝を 撮影中に右足元を写した写真です。 膝まである雪の様子がわかると思います。 私の身長が１７８ｃｍですから積雪量は？

危険な雪の原不動滝の写真撮影

ここまででよせばいいのに、ハイキングコースへと進みました。どうしても、もう一つの原不動滝の写真撮影のポイントまで行きたかったのです。 雪の原不動滝は非常に危険なので、 原不動滝に行くのは禁止されています。
	左上から 禁止されている事を無視しての写真撮影なので、 自己責任ですね。 私は、どうしても雪の原不動滝を撮影したいので 慎重に写真撮影をしなければなりません。 まして、単独の雪山ですから充分に注意しながら 行動していきます。 上の写真を観て下さい、奥かえで橋からハイキング コースへと進み雪山に登って行く途中の写真です。 膝まである積雪をラッセルしながらの山登りは 体力が想像以上に必要です。 そして、アイゼンも安全のために必要でした。 このように、冬山の危険を知らずにに雪山に登ったのは無謀 かも知れません。もし、転倒して滑りますと原不動滝の 谷底まで転落です。命の保障もありません。
右上から とりあえず、写真撮影の撮影ポイントまで無事到着。カメラのシャッターを 存分に切り、撮影開始。 命がけの写真撮影となりました。 本来なら、頂上（ハイキングコース）の 終点まで行きたかったのですが、 無謀すぎるのでこの辺にしておきます。 後は、無事に下山できるように慎重に 下山します。

下山風景

	雪の原不動滝の写真撮影も終わり、 後はのんびりと、原不動滝周辺の雪景色でも 撮ることにします。危険な場所も通過し 緊張感が随分抜けました。 最初の写真は、滝から流れる 谷川です。この谷川から引き原川へと流れ 私の住んでいる、たつの市新宮町の自宅 近くの揖保川へと合流します。
写真はかえで橋です。 原不動滝に行く時に通過した 雪道に、私の足跡が残っています。 誰も訪れていないことが、 この足跡から想像できると 思います。
	帰り道は、かえで橋を渡らずに 橋の下の道を通る事にしました。 この写真は、橋の下の道から 「かえで橋」を撮った 写真です。
道の側壁に、お地蔵さんを発見。 旅の安全に感謝し、一礼して この旅が無事終了した事を報告。 時計を見るともう１２時近くになりました。 近くの温泉に入り、雪見露天風呂を 楽しみましょうか？ 今日は、本当に楽しい旅になったと思います。 身体も心もリフレッシュです。 やっぱり自然はいいねぇ〜 自然に癒され元気をいただきました。

原不動滝を後にして
フォレストステーション波賀
東山温泉メイプルプラザに立ち寄りました。

	今年の元旦に訪れた 東山温泉メイプルプラザ に立ち寄りました。
親子連れが、かまくらを作っている風景です。 微笑ましいでねぇ〜。
	ここの、東山温泉では雪見露天風呂が出来ます。 冷え切った身体を暖めて、至福の一時を過ごせ ました。身も心も癒されましたね。非常に 楽しい一時を過ごせましたね。 ※温泉は、高濃度のラドン温泉です。
温泉からあがり、身体も暖まり気持良かった！ 身支度をしてから、レストランへと行きランチを 楽しみました。外の雪景色を観ながらの食事も 最高ですよぉ〜 食事を済ませ、 これで今日の旅はお終いです。 今日はこれで帰る事にします。