　平成２７年年末の１２月３１日から翌年の平成２８年１月１日（元旦）にかけて、
夫婦で一泊二日の予定で城崎温泉に出かけました。城崎温泉の宿に到着したのは
午後一時過ぎでした。
　到着してから、城崎温泉周辺を散策してた時、１０年前に勤めていた時の
高校の教頭と偶然に再会して感激しました。当時の教頭から声をかけていただき、
本当に嬉しかったです。当時は、姫路市内の高校の教頭で単身赴任でした。
　ある日、教頭と食堂で出身地の話をし城崎である事が分かり、
私も新婚の頃城崎温泉に夫婦で行きましたよ。
宿は、「ゆとうや」でしたよ。「ゆとうや」は、城崎温泉でも有名な旅館だな。
その当時の会話も覚えておられ、本日の宿も「ゆとうや」です。そうか、門構えのいい旅館だな。
　もう随分昔ですよ。そうだね、私も校長で最後に退職し古希を迎えるんだよ。
私も、今年度無事に退職し、今は非常勤講師で勤めています。
良かったね。先生もこれからもお元気でお過ごしください。ありがとう、さようなら！
　城の崎にて、思い出深い城崎温泉の旅となりました。「ゆとうや」は３５年前の新婚時代
に訪れた旅館。妻との懐かしい思い出の旅館です。当時の旅館の景観や城崎温泉周辺
の景観も記憶になく。ただ、若かった頃の妻との写真だけがアルバムに残っている。
　そんな、激的な再開と思い出深い新婚時代が走馬灯のように思いだし、素晴らしい
旅となりました。

　　　志賀直哉文学碑
　当時城崎温泉に湯治治療中の
著作城の崎にて
暗夜行路は、城の崎のたたずまいを
よく表現した名作と知られ。氏自身、
城の崎の印象去りがたいせいか、
署名を寄せられたので
建立した。

　　　　　　　暗夜行路より
　城の崎では彼は三木屋というのに宿った。
俥て見てきた町の如何にも温泉場らしい
情緒が彼を楽しませた、
高瀬川のような浅い流れが
町の中央を貫いてゐ。
　その両側に細かい千本格子のはまった、
二階三階の湯宿が軒を竝べ、
眺めは寧ろ曲輪の趣きに近かった。
又温泉場としては珍しく
清潔な感じも彼を喜ばした。

今夜、宿泊する部屋はどんな部屋だろう？　ワクワクしながら部屋係の人に案内してもらいました。

客室の様子

　中庭を見たり旅館内の温泉にゆっくりとつかり夕食の時間まで過ごしました。
部屋でゆっくりと過ごしているとき、さっきまで晴れていたのに突然激しい雨と雷が鳴りました。但馬地方では、
この時期の激しい雨と雷は「雪おろし」というそうです。真冬を告げるものだそうです。但馬地方では
「弁当忘れても傘忘れるな」といわれるほど冬の季節、曇り空でどんよりとしています。

午後６時にフロアーから夕食の準備が出来ましたとの連絡がありました。
どんなメニューだろうか？きっと蟹料理中心だろうなぁ〰

夕食（ゆとうや特別懐石）

食前酒（梅酒）・先付け（胡麻豆腐）	祝八寸（季節の彩り五種盛り）

お造里（津居山産活け松葉蟹）	台の物（白湯スープ小鍋仕立て）

焼き物（焼き松葉蟹陶板焼き）	酢肴（津居山産松葉蟹）

強肴（但馬牛朴葉味噌包焼き）	年越しそば

水物（メロン・生キャラメルロールケーキ）	ゆとうや特別懐石

　今夜は大晦日、明日は平成２８年元旦である。
NHKの紅白も終わり、もうすぐ新年です。
お休みなさい。

あけましておめでとうございます。
平成２８年元旦

午前７時半にフロアーからおせちの準備が出来ましたとの電話があり、
どんな御節か？ワクワクしながらお座敷に行きました。

一目見て、その豪華料理に感激！
おせち料理

　今回の旅は夫婦２人の旅で、結婚３５年目でこの様な夫婦での旅は数えるほどである。
あと何年健康でいられるか、今元気なうちに楽しい思い出を作りたい。
楽しい思い出は、豪華でないと駄目だと思う。今回の旅はご覧のように立派な旅館で
特別懐石・おせち料理等贅を尽くした料理だったと思います。
時期も年末年始の特別料金でびっくりするほどの料金です。
しかし、お金で良い思い出が出来るのなら安い買い物だったと思います。
また、夫婦仲良く、いい思い出を作りたい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2016/01/09
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　タッチ

配膳の様子	小鉢（烏賊の松前漬け）

煮締め（荒野豆腐・梅人参・絹さや）	雑煮（白みそ仕立て）

御節（重箱）	御節

水菓子（抹茶プリンフルーツ添え）	おせちお献立