霧ヶ滝 霧ヶ滝渓谷でよく 見かけた「ノリウツギ」 です。写真→

	岸田川上流域で集落の最終地点です。 棚田と山里の風景が日本の原風景の 様に思い感激しました。（写真←） 写真↑は、集落から遠く離れ源流域に 近づいた渓谷の様子です。
霧ヶ滝渓谷入口に午前9時55分に到着 しました。霧ヶ滝まで2400ｍです。（写真→） 標識には途中に難所が数か所ありますとの注意書きが ありました。結果として正直しんどいハイキングでしたね。。. 霧ヶ滝がこの山奥（写真↑） にあります。
	霧ヶ滝入り口のほととぎす橋を渡った所に 案内板を見つけました（写真↓） イヌワシやツキノワクマが棲息し、霧ヶ滝渓谷では イワナも棲息しています。改めて自然の 豊かさに驚きました。では、進んでいきましょう   霧ヶ滝思案橋（写真←）通過して
渓谷に沿って歩いていると サワクルミを見つけました。高い樹木と 緑の清々しさに癒されました。 サワクルミ
	渓谷の岸辺に咲くノリウツギの純白の花びらが 一際目立ちその美しさに心が癒されました。（写真←） この辺りから巨木が目立ち 太古の自然を感じます。（写真↑）
魚止めの滝（写真→）
	「魚止めの滝」面白い名前の滝だなぁ〜 この滝の上流にはもう魚が生息していないのかな？ この先の霧ヶ滝渓谷でも、岩魚が生息 しているのになぁ〜 ミズナラ（写真←）
森林浴を楽しみながらのハイキングは 足取りも軽く気持ちいい山歩きとなりました。 イタヤカエデ（写真→）
	時刻を見ると午前10：５５です。出発してから丁度 １時間の経過です、進んだ距離も1000ｍで残り 1400ｍとなりました。これからが、しんどいハイキング になろうとは思ってもいなかったですね。 霧ヶ滝まで1400ｍ（写真←）
霧ヶ滝渓谷は非常に美しい（写真→） 木漏れ日が川面を照らしまぶしいくらいだ。 しかし、深山幽谷の薄暗い渓谷では 不気味さも感ずる。（写真↓） このあたりでルートを間違いそうになりました。 遭難したら大変です！冷や汗が出ました。
	深い森から少し薄明かりがして、視界が広がりました。 ジグザク坂です。まさか、ここから山登りになろうとは 思いもよらなかったです。１人ですので少々不安になりました。 正直引き返そうかなと思いました。 ジグザグ坂を示す道標です（写真↑）
ジグザグ坂の入口です。（写真→） 道標には霧が滝まで1200ｍまでとかいていました。 丁度、スタート地点の半分まで通過しました。 霧ヶ滝まで１２００ｍ（写真↑）
	ジグザグ坂を登りきり、山の中腹まで 進みました。写真↓は登りきって、森の入口の様子です この森は巨木（写真←）が多いなぁ〜 霧ヶ滝渓谷の自然の豊かさに改めて 敬服しました。
トチノキの 幹の太さに驚きました。 何ｍあるのだろうか？ 目がくらむほどの高さに神秘さを感じました。 トチノキの幹に掛けてあった表札（写真↑）
	深い森の山の中腹はご覧の通り 巨木の多さに驚きました（写真←） 道標（写真↓）を発見、霧ヶ滝まで1000ｍと 掲示されてました。それにしても遠いなぁ〜 時刻は11：20です。昼までには霧ヶ滝に行きたいと思います。
アシュウ杉（写真→）奇妙な形をした 杉だなぁ〜　森の神秘さを感じましたね。 表札（写真↓）には？？？杉と書いていました。 しっかり調べて書いてほしいですね。
	巨木の多い山の中腹を歩いていると 視界が広がりました。この辺りから下りに入り 霧ヶ滝渓谷へ向かいます。 視界の先に絹糸の滝（写真←）を 見つけました。絹糸の様に細い白い線を 引くような感じの滝です。 この辺りで、山岳渓流釣りに来られた 2人組の釣り人と遭遇しました こんな秘境まで来て渓流釣りをされるのには 驚きです。霧ヶ滝に行くだけでも大変なのに。 そこで、釣りをされるのですからね！。
再び霧ヶ滝渓谷に下りてきました。 ご覧の様に見事な渓谷です。深山幽谷とは このことでしょうね。写真→ 時刻は11：37です。ここで、昼食をとることに しました。足元に咲く黄色い花びらの植物が 美しい」（写真↓）
	昼食を取り終え、早々、霧ヶ滝渓谷に沿って 霧ヶ滝へと向かいました。 カツラ（写真←）
霧ヶ滝まで１００ｍとなりました。もう少しです。 ようやくたどり着く霧ヶ滝に心がときめきます。 タニウツギ（写真→）が私を歓迎してくれて いるように思いました。
	やったぞぉおお・・・・ １２；06に霧ヶ滝に到着しました。 落差70ｍの壮大な滝に感激です。 滝壺を持たないこの滝は落水が 霧へと変わるまさしく霧ヶ滝です。

ご覧ください霧ヶ滝です！

霧ヶ滝の真下から見上げた景観	タニウツギ
	霧ヶ滝周辺の渓谷で見られたタニウツギです。（写真↓） 薄いピンク色の花びらは、可憐で清楚な感じで清々しい 気持ちになりました。自然の中で育ち、人の手が 入っていないタニウツギはまるで森の妖精だと感じた。 真じかに観た霧ヶ滝は滝壺を持たない。 落差70ｍからの落水は、霧のように 飛び散る。扇ノ山の麓にある霧ヶ滝は人里を 遠く離れた深山幽谷で兵庫県下でも 最も山深い秘境だと思います。（写真←）

霧ヶ滝上部の景観

タニウツギと霧ヶ滝

滝は、これまで宍粟市の原不動滝や養父市の天滝等日本１００選に行きました。
観光化され、スタート地点から滝までの距離もさほどなく、気軽な服装で行けましたが、
霧ヶ滝に至ってはそうはいきませんでした。渓谷を渡ったり、山の中腹まで
登らなければならずアップダウンの厳しいトレッキングです。
人の気配もなく、人里離れまさしく秘境です。こんなところで、道に迷えば
遭難の危険もあり得る油断できない霧ヶ滝トレッキングですね。
日本１００選に選ばれていませんが、最も心に残る霧ヶ滝の思い出となりました。