東寺
国宝・五重塔

　亰の誕生とともに創建され、
以来、東寺はその位置を変えず、
1200年の長きにわたって
京で暮らす人々を守り。
また人々は弘法大使を慕った。

　今日は４月６日桜が満開を迎え、明日は低気圧の影響でかなり荒れる予報です。
京都の桜の満開を迎えた古寺巡りは今日が、今年最後のチャンスです。
以前から、満開を迎えた東寺を訪れたく思い早々訪ねることにしました。
東寺は京都駅から徒歩１５分で簡単に行けます。では皆様ごゆるりとご覧ください。

国宝五重塔をあらゆる角度から撮ってみました。

東寺境内で見かけた美しい景観

東寺の歴史的建造物と枝垂桜

重文東大門（不開門）　鎌倉時代　あかずのもん	南大門

宝蔵（平安時代）	不二桜「八重紅枝垂桜」樹齢１２０年

重文・講堂（室町時代）	国宝・金堂（桃山時代）

国宝金堂（桃山時代）

重文・金堂内薬師	重文十二神将

重文講堂（室町時代）

立体曼荼羅	立体曼荼羅

国宝・帝釈天	国宝・梵天	国宝・不動明王	重文・大日如来

　東寺の五重塔の撮影も終わり、金堂・講堂に入り数々の仏像にも拝観させて頂いた。
金堂内薬師や講堂の帝釈天は優しく慈悲深そうで,心も和み一時の安らぎを感じました。
　時計を見ると、早２時過ぎになったので本当は龍安寺の枝垂桜と庭園の風景を
撮影したかったのですが、時間も遅いので京都駅近くの清水寺に行くことにしました。
清水寺は一度桜の開花シーズンに行ったことがありますが
まだつぼみだったので、今日は満開の桜ですので清水寺撮影に行くことにしました。
龍安寺は来年の楽しみにしたい。

東寺を後にして清水寺へと進みます。

清水寺
国宝（本堂・舞台）

本堂・舞台の桜景色

あふれる観音の慈悲
一堂一宇に生き続ける篤い信仰

　柔らかな東山の緑に抱かれて、
堂塔伽藍が並び立つ。
築古都を一望する境内に、
静かに満ちる観音への篤い祈り。

	京都駅から市バスに乗り東山五条で下車する。そこから、清水新道（茶わん坂）を上り仁王門に着く。
←仁王門・室町時代（重文）帰りは、仁王門から清水坂を下り、清水道から市バスに乗り京都駅へ向かった。

本堂・舞台を中心に撮ってみました。

奥の院から本堂・舞台全体を写す	三重塔を遠望する

本堂・舞台から子安の塔を遠望する	舞台下から見上げる

子安の塔（江戸時代・重文）から

子安の塔から本堂舞台を正面をとらえる	子安の塔から三重塔をとらえる

子安の塔から拡大して三重塔をとらえる	子安の塔と三つ葉つつじ

その美しさに酔いしれた三重塔(江戸時代・重文）
ここで私は極楽浄土を思い観た！

　清水寺の三重塔は、放生池から
望む満開の桜の時期が最も美しい。
年に数日間しかない満開の頃の
三重塔撮影は長年の願望だった。
　その美しさは、言葉では言い
表せない。
ここで私は、極楽浄土を思い観た。

感想

　桜が満開を迎える時期は数日間しかありません。しかも、天気の良い日は
本当に時間的に限られてきます。そんないい時期に東寺と清水寺を訪問し
桜と古寺の景観が本当に素晴らしかった。年に数日しかないこの瞬間の
景観はまさしく、ここで私は極楽浄土を観た。感激した瞬間だった。
　私も還暦を迎え、残りの人生において古寺巡りが出来るのも長くて
１７年～１８年位だろう！そうすると満開の桜時期に古寺巡りが
出来るのも１７・１８回位です。
　少しでも多く古寺巡りをしていきたいと強く感じた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2016/04/08　タッチ

　桜も満開を迎える今日（４月２日）、朝から絶好の花見見物日和である。
この晴天も、今日限りで明日から崩れる予報である。
　以前から、桜の名所で有名な醍醐寺に行ってみたいと思い自宅を出ました。
姫路からＪＲで新快速に乗り京都まで行き、京都駅からＪＲ奈良線に乗り換え六地蔵駅で
下車し地下鉄東西線に乗り換え醍醐駅で降りました。そこから徒歩で１５分ほど歩き
１１時過ぎに醍醐寺総門前に到着しました。自宅を出たのが９時過ぎなので結構遠いですね。
　それでは皆さん、醍醐寺の花見の様子をご覧ください。

総門（←）

	午前１１時過ぎ、醍醐寺総門に到着。総門を通り抜けると、桜馬場（土道）、その突きあたりが仁王門です。
総門を通り抜けると、両側に三宝院・霊宝館がありますが、	先ずは桜馬場を直進し仁王門へと進みます。

　桜咲く仁王門（→）
総門から仁王門まで続く
道は桜馬場（←）
と呼ばれ、桜の名所。
醍醐の春を満喫できる
道だ。

　仁王門を通り抜
けた時の景観です。
（→）
　次に、目指すのは
金堂、五重塔です。

	金堂（国宝）御醍醐天皇の御願により延長４年（９２６年）に創建された。現在の金堂は豊臣秀吉の命によって紀州（和歌山）湯浅から移築が計画され、
秀頼の時代、慶長５年 (１６００年）に完成した。

五重の塔（国宝）

醍醐天皇の菩薩を
弔うため、第一王子
村上天皇の天暦５年
（９５１年）完成した。
高さ31ｍで屋根の上
の相輪は約13ｍある。

清瀧宮本殿↓（重文）
拝殿から撮影←

　醍醐寺の鎮守社。
永長２（１０９７年）に、
最初に建立された
上醍醐より分身を
移し祀った。

日月門↓

　日月門を通り抜け
ると観音堂が目に
入り
ました。
　次に弁天堂へと
進みます。

観音堂→

弁天堂←↓

	弁天堂内には、音楽などの学芸や知識の女神である弁才天が祀られている。　七福神に加わる。
弁天堂の先には、女人堂があり、上醍醐への登山口にあたる。	ここから、上醍醐まで１時間ほどかかり本格的な山歩きになるので引き返すことにしました。

　現在の三宝院は慶長３（１５９８年）、豊臣秀吉によって催された「醍醐の花見」を契機に
再建されたもので、唐門や表書院は国宝に、その他の建造物は大半が国の重要文化財に
指定されている。
　また、桃山時代を代表する秀吉設計の庭園は、特別史跡・特別名勝に指定され、太閤秀吉
の栄華を偲ばせる。

三宝院玄関前から枝垂桜を撮ってみました	三宝院大玄関と枝垂桜

三宝院大玄関と枝垂桜	修証殿の憲深林苑側から枝垂桜を撮ってみました

　霊宝館の庭先に咲いてた枝垂桜の美しさに酔いしれました。
こんな大木の枝垂桜は初め見ました。（写真上側）
　下側の写真の桜は大手毬です。昨年の春に造幣局の花見で
見た大手毬を思い浮かべました。

　土塀はかつて日本のどこでも見られ、私の幼いころは、
土塀に登ってよく遊びました。今は見ることの出来ない土塀に、
幼い頃の記憶が蘇りました。この土塀と桜の競演
に美しい日本の原風景がこの醍醐寺に見られ感激しました。
　この土塀の向こうは桜馬場（さくらのばば）で、左の写真では、
土塀の向こうに仁王門が見えます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　感　想

　太閤秀吉の醍醐の花見は１５９８年（慶長３年）である。
花見の前年、秀吉はふいに醍醐寺に訪れた。以前から
境内の景観に魅せられていた秀吉は、醍醐寺の花見を
思い立った。時代は、朝鮮出兵は７年目に入り泥沼化していた。
また、２年前には京都・大坂大地震が襲った。秀吉自身そう遠くない死を予感し
これらの暗い気分を一掃し豪華絢爛の醍醐の花見を計画した。
　3月１５日花曇りの当日、華やかな衣装に着替えた一行は、桜に埋め尽くされた
女人堂から上醍醐への道を歩き始める。沿道には、趣向を凝らした
茶が並び、各地の地酒や各地の名酒や菓子など様々なものが用意されていた。
秀吉は、花見の為に正月から堂塔や庭園の修理・改築・参道の整理等をし１カ月後の
花見にちょうど咲くような7000本の桜を畿内各地から取り寄せ、新たに植え込んだ。

　そんな思いで、醍醐寺の花見を体験したが、醍醐寺で一番古い桜は醍醐寺霊宝館中庭にある
１８０年前の枝垂桜である。秀吉の花見は今から４１７年前であるから遠く及ばない。
　したがって、今咲いている醍醐時の桜は秀吉の花見をした時の桜ではないのです。
そして、女人堂から上醍醐に進むには１時間もかかり登山をする準備が必要なほど
険しい山道だそうです。歴史書で書かれているような状況ではありません。
　太閤秀吉の醍醐の花見はどんなコースでどの様な状況だったのかもう少し知りたいですね。
ただ、山腹から、眺めた麓の桜馬場は桜に埋もれて大変美しかったと歴史書に書いています。
今回、醍醐寺に訪れた時に総門から仁王門に向かった参道（桜馬場）の花見は素晴らしかったです。
少し、太閤秀吉の醍醐の花見をした気分になったようである。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2015/04/05 (日)　　タッチ

　今朝から発達した低気圧の影響で荒れた天気の日曜日となりました。
この強風で染井吉野は葉桜となり、花見見物とはならないでしょうね。
風雨とも強くなり午前9時ごろまで迷っていたのですが、以前から憧れていた
仁和寺の五重塔と御室桜（おむろざくら）の景観が是非とも観たくなり降りしきる
雨の中を思い切って行くことにしました。
　このような天候ですので、仁和寺もそんなに多く訪れていなかったです。
雨から曇り空の仁和寺でしたが、粘り強く晴れるのを待ち正午ごろ快晴になり
絶好のシャッターチャンスとなりました。美しい仁和寺の五重塔と御室桜の
コラボにうっとりです。
　待ったかいがありました。遅咲きの御室桜はまだ5分咲きです。
これから4月末までの期間が最も美しいと思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　タッチ

	雨の朝、仁和寺の仁王門に到着し小雨降る中、参詣客の少なさに寂しい休日の仁和寺参詣となりそうだ。仁王門
仁王門に入ると、早速に御室桜が目に飛び込んできました。まだ五分咲きで昨日からの暴風雨により染井吉野は葉桜になりましたが、御室桜はこれからです。五分咲きの御室桜が美しい
	午後から晴れてきて、参詣客も徐々に増えてきました。中門に入ると左手には見事な御室桜が咲き誇っていました。写真← 写真↑　金堂から中門に向かって参詣道の様子を撮ってみました。

　中門を入ると左手に、湧きあがる雲のような御室桜が目に飛び込んできます。
御室桜の特徴は樹高が低く、根元より単弁の香りの高い白花を咲かせることです。
開花は染井吉野より1週間から10日前後遅く、京都の春の終わりを飾ります。品種は
大半が有明（ありあけ）で、他には車返（くるまがえ）し、欝金（うこん）など10数種類の
里桜があり、境内に二百余株植えられています。起源は古く、平安時代までさかのぼり
ますが、現在のものは江戸時代初期に植えられたもので、大正十三年に名勝に指定さ
れています。

写真↓　中門に入り右手には、ミツバツツジと五重塔のコラボに自然の奏でる美しさに
感激しました。

　春爛漫の仁和寺境内の参詣道にて、中門から金堂に向かって右側の庭の様子です。
枝垂桜の美し景観に感激しました。

　仁王門から中門に入り、行き着くところが金堂で仁和寺の本堂に当たります。
金堂の右隣は経蔵です。

金堂（写真←）
仁和寺の本堂、

経蔵（写真↑）

　
　本来の目的は仁和寺の金堂（本堂）の参拝ではなく、中門に入ったところの左手にある
御室桜から眺める仁和寺の五重塔です。湧き上がる雲のような御室桜の上に　　　　　　　　
映りだす五重塔は絶景です。来てよかったなぁ～と思う瞬間ですね。　　　　　　　　　　　　

　京都・清水寺の開創は1,200余年前、奈良時代末の778（宝亀９）年。
延鎮（えんちん）上人が夢告をうけ音羽の滝を尋ねあてて行叡居士（ぎょうえいこじ）に逢い、
霊木を授けられて音羽観音を彫造し、滝上の草庵に祀ったのに始まる。
　間もなく、坂ノ上田村麻呂（さかのうえたむらまろ）が滝の清水と上人の教えに導かれて深く観音に帰依し、
仏殿（本堂）を建立し、御本尊十一面千手観音（せんじゅかんのん）を安置。798（延暦17）年、寺域を拡げ、
本尊の脇侍（わきじ）に地蔵菩薩と毘沙門天を祀り寺観をととのえた。
　平安末期、興福寺と延暦寺の争いにまきこまれ、たびたび焼き払われ、現在の堂宇は1633（寛永10）年、
３代将軍家光によって再建されたものが多い。
13万平方メートルの広大な境内に建ちならぶ国宝の本堂・舞台と重要文化財の十五堂塔の建築美が山合いに映え、
春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季それぞれに美しい。
　1994年、UNESCOの世界遺産に登録された。西国三十三所観音霊場第十六番札所である。

	本堂舞台から子安の塔を写す
音羽の滝奥の院の崖下に流れ落ちる三筋の清水は、延鎮上人が滝行を行ったと伝えられる開山ゆかりの滝である。寺号の由来となる「清水」は、涸れることなく、訪れる人たちに安らぎを与え続けている。
	三重塔を遠望する
子安の塔から望む緒堂たび重なる災禍を受けながら、いつの時代も見事に旧容に復興されて、今も堂々たる伽藍美を見せる。右から、本堂と舞台、朝倉堂、、轟門、開山堂（田村堂）、経堂、三重塔、西門。本尊十一面千手観音の慈悲に人々が寄せた篤い信仰が、一堂一宇に生き続けている。
	三重塔　江戸時代　重文仁王門くぐって右に建つ和様の美しい塔。「洛中洛外図」や「戸名初図会」でもおなじみの塔である。高さ３０．１ｍ、本瓦葺き。安定感があり、塔全体が高く見える。十一重石塔付近から放生池と三重塔を写す。
子安の塔　江戸時代　重文本堂の真南、深く切れ込んだ錦雲溪をへだてて奉産寺の岡の森に立つ。高さ１５ｍ、檜皮葺きの三重塔。明治末年まで、仁王門下の西南にあった。初重に先手の子安観音を祀り、安産に大きな信仰を集めてきた。創建年代は不明だが、寺伝によれば、光明皇后が祈願されて孝謙天皇を無事出産されたという。

	清水坂とその両側を挟むお土産屋さん
一際目立った扇子の美しさに見とれ、写真を撮りました。
	三年坂（産寧坂）名前の由来は、大同３年（８０８年）にできたからとも、清水の泰産寺（子安の塔）へ安産を願う人々が通う参詣道にあったところから付いたともいわれる。古い京都の趣が残る一帯は国の重要伝統的建造物群保存地区。
二年坂（二寧坂）　二年坂も産寧坂と同じ京情緒たっぷりな石畳の坂道。途中には、竹久夢二が暮していた家（現在は、「港屋」さん）がある。家の前に小さな石柱が建っているが見落とす。この店は夢二が描いた作品をあしらった絵葉書などを売っている。
	舞妓さん体験をしている中高生？清水寺を後にし、清水坂、３年坂、２年坂を通過した時に偶然、舞妓さん体験をしている中高生？に出会いました。清水寺散策に、京の雅な世界をより一層感じさせて頂きました。舞妓さん！　有難うございました。


坂本龍馬（1835～1867）　　幕末、幕府を倒すための「海軍」と「商社」の性格を併せ持つ浪人結社「海援隊」を組織。西南雄藩から、幕府に到るまでの多彩な人脈を生かして薩長同盟締結、大政奉還に大きな役割を果たした。　　また議会制度や兵制改革、経済の安定策など日本の近代化のモデル案「船中八策」を提唱。新政府の綱領に生かされた。慶応３年、11月15日、京都の近江屋で暗殺される。享年33歳。「日本で初めて株式会社を作った男」日本で初めて新婚旅行に行った男」としても知られる。
	坂本龍馬の墓の前から撮影した京都市内の風景