旅の感想2006年11月26日

グアム島は今から２７年前と１８年近く前の２度行きましたが、かなり観光化が進みがっかりしました。海岸は日本人ばかりで、日本の海岸と間違えるほどの日本人の観光客が多かったです。 最初行ったときは、まだてずかずの自然が残っていました。写真のように浜辺にも椰子の木が茂り、ホテルはまばらで少し海岸から離れるとそこは椰子がうっそうと茂っていました。人々も原住民がまばらで、ジャングルに入るとちょっとしたスリルを味わいました。図鑑でしか見たことのないパンの木をジャングルで見つけたときは本当に感激した。出来たらそのパンの木を採取し食べたかったです。 ガイドさんから、旧日本軍が発見した野性の果物の話を聞いたときは非常に興味を持ちました。その果物をジュースにして飲むと不思議な味でとてもおいしかった。戦争中、旧日本軍はジャングルで何か食べるものがないかジャングルをさまよい、原住民も知らない未知の果物を発見したらしいのです。 次に、ロタ島に行ったのは２度目のグアム島に行ったときでした。 ロタ島はグアム島から乗り継ぎで、プロペラ機のローカル線でした。 左下つづく

このプロペラ機本当に飛ぶのか少し不安でしたが、無事ロタ島に着いたようです。 この島は、まだ観光化されずに自然の姿がありました。ホテルは２件しかなく、うっそうとした椰子の木が茂り原住民（チャモロ）しか見当たらなかった。写真に写っているテテトビーチでは観光客は私たちだけでした。この広いビーチを独り占めです。 遠くまで広がる浅瀬は、サンゴ礁から出来ています。どこまでも広がる浅瀬は膝までの深さしかなく、エメラルドグリーンは世界で最も美しい海だそうです。 島内に少し入るとバナナ林が茂り、取って食べても誰も文句を言う人がいないほど島民の姿が見えないです。そしていたるところに野性のパパイヤが茂り沢山の実をつけていました。 しかし、この美しい豊かな島も太平洋戦争には激戦で、ジャングル内には墜落した戦闘機や高射砲そしてミサイルの残骸など至る所で見つけたのには感無量でした。合掌！！

グアム・ロタ島の地図とロタ島上空の写真

ロタ島（フルーツ園）にて
トロピカルフルーツを楽しむ
　　

　　　　　　太平洋戦争の傷跡
　　　　　　この美しい南海の楽園の島々にも過去に悲しい戦争の傷跡がありました。

アルバムの写真を通しての旅の感想

１月４日に姫路の映画館「山陽座」に行き、渡辺謙主演「硫黄島からの手紙」を観ました。涙があふれ、非常に感激しました。いい映画でした。
多くの兵士たちはそれぞれ家庭を持ち、本来ならば幸せな生活を過していただろう・・・！そしてもっと人生を生きていくことが出来たであろう・・・・・・！不幸な時代（太平洋戦争末期）の為に多くの兵士たちは無念の死を木の葉が落ちる様に散ってしまったのです。随分昔、南洋諸島を父親と旅行をしました。美しいサンゴ礁で出来た島々も、過去悲しい戦争の傷跡が残っていました。この映画を観て古いアルバムをもう一度開き、当時の様子を偲びました。アップした写真は高射砲と機銃攻撃によって攻撃された戦闘機のプロペラの傷跡そして島内の壕で発見した大砲です。私たちは、現在何不自由なく豊かな生活が出来るのも戦争犠牲者の上に成り立っていることを決して忘れてはならないと感じました。

2007/01/05

タッチ