登山入門
乗鞍・剣ヶ峰（3026ｍ）　登山　
２０１７年８月２８日・２９日

「伝統の七夕」にみる天の川
解説員がわかりやすくご案内！

写真左から　剣ヶ峰（3026ｍ）　蚕玉岳（２９７９ｍ）　旭岳（２９７５ｍ）
の３座と大雪渓（夏スキー＆スノーボードを楽しんでおられた。）

行程

１日目
８月２８日

	１５．００に目的地の 乗鞍岳（畳平）の畳平 バスターミナルに到着。 ←恵比寿岳（2831ｍ） 今回宿泊する銀嶺壮 玄関前で、今夜観察 する解説員が準備を している様子です。← 今回の予定している 魔王岳（2760ｍ） →
宿泊地銀嶺壮横の ←乗鞍本宮神社 もう一度、銀嶺壮 玄関前から 恵比寿岳（2831ｍ） をズームにて 撮ってみました。↓ ベージュ色の屋根を 持つ乗鞍 バスターミナル。→ 背後の山は不動岳 （２８７５ｍ）です。
	宿泊地銀嶺壮の部屋にいらない荷物を置き、 １５：４０に魔王岳（２７６０ｍ）の山頂を 目指します。とはいっても標高差５５ｍ の山ですので、登山といっても小高い 岡に登るようなものです。 超楽ちん登山ですね！
登山道は、整備され疲れることなく ハイキングの様なもので３０００ｍ 近くの登山とは思われませんね！ もうすぐ山頂が観えます。
	１５：５５魔王岳に登頂しました。 登山開始が１５：４０だったので、実に １５分で登頂が出来ました。 ３０００ｍ級の山が実に１５分で登頂出来る のは考えれれないですねぇ～ 背後の山が恵比寿岳（２８３１ｍ）です。
雲にかかった大黒岳（２７７２ｍ） と鶴ヶ池です。 ここから、遠くに北アルプスの代表的な 奥穂高岳・槍ヶ岳等が望む事が出来るのですが 曇ってて見る事が出来ず残念です。

下山後、お花畑を散策しました。時刻はすでに１６時を過ぎ、天候も霧が発生し薄暗い景観で、
花畑は既ピークを過ぎ遅い時期がですが、まだまだ美しい花を見せてくれました。

お花畑を散策しました

お花畑で見つけた高山植物

ヨツバシオガマ	ミヤマアキノキリンソウ	イワギキョウ

ウサギギク	ウメバチソウ	シナノオトギリ

トウヤクリンドウ	ミヤマダイコンソウ	ミヤマミミナグサ

コマクサ	ハイマツ

２日目

８月３０日

	７：５０分銀嶺壮玄関前集合 登山案内人の方はご年配の女性でした。 軽い準備体操を済ませ午前８：００に登山開始 です。悪天候ですが気を付けて行きましょう！
	登山開始早々畳平付近に生い茂る ハイマツからライチョウ親子が現れてきました。 微笑ましい景観で随分癒されましたね。 先々良いスタートとなりました。
登山道といっても、車も通れる林道ですね。 写真は、富士見岳（２８１７ｍ）の登山口です。 ここから、十数分で登頂出来るそうです。
	東京大学宇宙線研究所・付属乗鞍観測所 乗鞍岳主峰剣ヶ峰方面
肩の小屋のを示す道標です。もうすぐですね。 晴れていたら、魔利支天岳（２８７２ｍ）・コロナ観測所や 不消ヶ池そして乗鞍スカイラインや剣ヶ峰（３０２６ｍ） など多くの絶景が観えるのですが残念です。 下山時に肩の小屋に着いた時に期待しましょう！
	８：５０に肩の小屋に到着する。 トイレ休憩を済ませ、９：００に 本格的な登山としての出発です。 見通し悪く遅れない様に進みましょう。
霧雨の中、見通し悪く進んでいます。 視界悪く、辺りの景色が全く見えません。
	この辺りから、一番の 難所である激登り です。転倒しないよう 注意しながら 進みましょう！ ↓ カラフルな雨合羽です。 隊列組んで進んでいる 様子が美しかったです。 ←
激登りにしては、 登山初心者の 皆様頑張っていますね！ 弱音を吐く登山者は いませんでした。 視界が広がりました。 朝日岳（２９７５ｍ）の 山頂です。 遠くに観える山は 蚕玉岳（２９７５ｍ） です。
	朝日岳を後にして、 これからは尾根歩き になります。 尾根は谷から 吹き上げる強風 の為に大変危険です。 吹き飛ばされると 命の保証はありません。
そして、稜線はさえぎるものなく じかに強風を受けることになります。 視界悪く、前方が全く分かりません。 しかし、何やら数名が固まってワイワイガヤガヤ している様子が伺えました。 どうやら、蚕玉岳（２９７５ｍ）山頂であることが 分かりました。

蚕玉岳（２９７５ｍ）山頂からの様子

蚕玉岳（２９７５ｍ）山頂に９：５０に 登頂しました。 肩の小屋から出発して 丁度1時間30分かかりました。	谷から吹き上げて荒れ狂う強風と霧の中から 微かではあるが乗鞍岳最高峰の 剣ヶ峰（3026ｍ）の全景が観えてきました。 蚕玉岳（２９７５ｍ）山頂から見た剣ヶ峰です。

数分経つと、霧が去り晴れてきました。 そして、剣ヶ峰の全景と蚕玉岳頂上からの 眺望がはっきりと見え素晴らしい景観になりました。

山岳ガイドさんが剣ヶ峰（3026ｍ）山頂だと説明されている様子です。　　　　　 指で示されている赤い帽子をかぶっている女性の方が山岳ガイドさんです。 　ご覧の通り、剣ヶ峰登頂までは目と鼻の先でもう少しで行けそうですが、 谷から吹き上げて荒れ狂う強風に、稜線を通る危険性は命にかかわる 行為なので、初心者入門コースの乗鞍岳（剣ヶ峰）登山は天候次第では 難易度ＵＰの中級レベルになります。今回の登山は初めて登山をされた方が 中心で、女性がほとんどでしたので安全を考えて山岳ガイドさんは 乗鞍岳の最高峰剣ヶ峰登頂を断念する判断をされました。

蚕玉岳山頂から観た権現池	蚕玉岳山頂から観た乗鞍スカイライン

ホームページ管理人のタッチです。

午前10時10分に下山開始です。

	下山開始直後、 これから登頂を目指す 登山者とすれ違う。 空を見上げると、 上空が手に取るようで 雲の上にいるような 間隔です。 ここは標高3000ｍ 上空なんですね。
遠方には、コロナ観測所が観えてきました。 今は、閉鎖されている様です。 魔利支天岳（2872ｍ） 山頂にコロナ観測所 があり、 その麓に「肩の小屋」 があります。
	肩の小屋に向かって 下山しています。 振り返ると、 さっき登頂した 蚕玉岳山頂と 朝日岳からの 尾根が分かります。
急な下りの坂も もう少しです。 登りの時の景観は 霧で全く分かりません でしたが、晴れてきて 素晴らしい景観となりました。 乗鞍スカイラインが ハッキリと観えてきました。
	赤い屋根が 東大宇宙線研究所 です。 コロナ観測所と 同時に観えます。 もう少しで、肩の小屋 です。
振り返ると、 さっき登頂した 蚕玉岳山頂が 遠ざかりました。 朝日岳がずっしりと構えて見えました。 登りはこの山頂を 目指したのですね。
	赤い屋根の 東大宇宙線研究所の 建物も段々と 近づいてきました。 赤い屋根の東大 宇宙線研究所の 奥には五ノ池が見える はずです。
下りももう少しです。 肩の小屋が もう目の前となり ました。 ようやく下りてきました。 これから登る人と すれ違いです。
	振り返ると 朝日岳と今回登頂した 蚕玉岳が並んで 見えます。 今朝、霧の中を 肩の小屋からスタート した景観はこんな感じ だったんですね。
肩の小屋に到着したのは午前１１：００でした。 蚕玉岳から下山開始 で５０分かかりました。 魔利支岳山頂にある 閉鎖された パロマ天文台→ ↑ 東大宇宙線研究所 肩の小屋から 見た朝日岳と 蚕玉岳が並んで います。→

肩の小屋から畳平バス停へと向かいます。
その道中の絶景を撮ってみました。

肩の小屋を背後に剣ヶ峰、蚕玉岳、朝日岳の３座がハッキリと見えました。

剣ヶ峰、蚕玉岳、朝日岳の３座と 大雪渓が見事でした。	乗鞍スカイラインが間近です。
剣ヶ峰、蚕玉岳、朝日岳の３座を 背後にしてのタッチです。	魔利支天岳（2872ｍ） の麓に 不消（きえず）ヶ池があります。

不消（きえず）ヶ池を通り抜けると何と北アルプスの代表的な山奥穂高岳と
前穂高岳そして上高地がハッキリと見えました。

富士見岳（２８１７ｍ）登山口です。 十数分で登頂出来るそうです。	お花畑と赤い屋根のバスターミナル その背後には恵比寿岳（２８３１ｍ）の の組み合わせが絶景です。
乗鞍バスターミナル近くの 大黒岳（２７７２ｍ） 十数分で登頂出来るそうです。	鶴ヶ池背後には大黒岳（２７７２ｍ） が小高い丘の様です。

乗鞍バスターミナルに帰ってきました。
１１：４０です。

乗鞍バスターミナルから鶴ヶ池方面を眺望すると 北アルプスを代表する奥穂高岳・西穂高岳・槍ヶ岳等が 見えました。	乗鞍バスターミナルから

乗鞍岳登山を終えて