音水渓谷　
スノーハイキング

雪の明神滝

平成２１年１月１１日（日）

	いよいよ、出発地点の音水渓谷の 道標からです。 積雪は1ｍ近いと思います。 西洋かんじき（スノーシュー）をはいて、 雪深い森を散策することにします。 ゴールは明神滝です。 冬以外の季節では、よくハイキングを していますが雪深い季節の スノーハイキングは初めてです。 気を引き締めて進みましょう！
ゴールまで１Km近くあるでしょうか？ 単独の厳しい雪深い冬の季節にスノーハイキング するのは相当の勇気が要ります。 コースはよくハイキングで訪れていますので 不安がないのですが、今回の雪深い季節では 勝手が違います。 スタートして少し進んだところで、コース案内の 看板が雪に埋もれていましたので、雪をふるい落とし てコースの再確認をしました。
	前方の道をみてください！　人の通った後も 確認されず、人の気配もまったく感じません。 すごい不安になりよそうかなぁ〜　と思いました。 積雪1ｍ近い中のハイキングでは「かんじき」を 履いていても、 ラッセルしなければならず、 かなりきついハイキングとなります。
少し進んでは休みの繰り返しです。 いつも訪れている音無渓谷とは勝手が違います。 スノーハイキングはスノーシューを履いてても 膝まで雪の中に埋もれてしまい 進むのが困難です。 写真は一息ついて、通ってきた道の風景です。 休憩といっても、雪深い中で座ることは できません。立ったままの休憩ですね。
	写真をよく見てください。道の両脇に車の通った タイヤ跡のようですが、よく見る野生動物の ひづめらしきものの足跡でした。 静寂な銀世界の中、小鳥達の鳴き声だけである。 この奥深い音水渓谷の冬は人を寄せ付けない 秘境だと思います。
野生動物の鹿の群れに 遭遇した時はもうびっくりしました。 鹿達も人間さまの訪問に びっくりしたことでしょう！ 野生動物の足跡
	左の写真付近で親子連れの鹿が水を 飲んでいました。角の生えたオス鹿が私を にらんで、角を私の方に向けました。 一瞬、生命の危機を感じ身体が硬直しました。 一分ほど私をにらみ、危害を加えないと みた？　鹿の群れが去って行きました。 ほっ〜　助かった！！！！
ここでは人間の力というものは 微々たるもので、 雪の中ではどうしょうもありません。 もしクマであれば 逃げることもできずに 襲われるのではないでしょうか？ そう思うと、スノーハイキングもぞっとします。 ここはツキノワグマの生息地です。 クマさん　冬眠中でしょうね？
	不安を抱きながら、前進していきました。 降り続いていった雪もやみ、 天候も快晴になりました。 左写真を見てください！　 道の前に広場がありますね？　広場の奥に 小さな看板が見えますかね。 この看板が、明神滝の看板です。 ゴール　やったぞ！
天気も快晴になり、ゴール地点に着きました。 充実感を感じ、冒険をしてよかったなぁ〜 と思う瞬間です！
	さっそく、明神滝に行くことにします。 その時、ざぁ〜という聴いたことがない 音がしました。何だろう？周辺を観ると まるで雪のカーテンの様で 幻想的な風景です。 この現象は、小枝に積もった 雪が風に吹かれて 森の中に霧のように散らばったのです。 雪崩でなくよかったぁ〜
驚いた様子の私の写真です。 なにせ単独スノーハイキングですから、 もし何かあると えらいことですわぁ〜　 雪崩でもなると、どうしょうもありません。
	お目当ての、明神滝です。 滝も深い雪に埋もれ、地味な景観 だったので、少しがっかりかなぁ〜 目的も達し、帰ることにしますか！
ゴールの目印である明神滝の看板を 後にして、気をつけて帰りましょう〜
	無事、スタート地点に戻りました。 帰宅の道中ですが、 音水渓谷から国道２９号線に入り 数分後に名もない滝を発見しました。 余りにも美しいので写真を撮ることにします。 ではこの辺でぇ〜