平成２６年11月23日(日曜）
福地渓谷
紅葉狩を楽しみました
女流作家田辺聖子が愛した福地渓谷を訪ねてみました

田辺聖子の碑 　 　このあたり、 福地渓谷といって、 清い流れが岩をかんで しぶきを散らし 両側の緑が濃く、 風も真っ青に感じられる。 眺望絶景の 場所である。 小説「すべってころんで」より 田辺聖子　書　   　平成２１年８月９日未明にかけて 兵庫県北西部を襲った台風９号 による集中豪雨は、時間雨量７０ミリ を超す記録となりました。 　先人たちが守り続けた福地渓谷の 景観を、一瞬にして無残な 姿に変えることになりました。 地域住民の安息の祈りを込めて この地に建立された「分殊灯籠」も 災害により流失されました。 　兵庫県は元より宍粟市の支援や、 地元住民とこの渓谷の愛好者の 皆さんの御協力を受け、復興する ことが出来ました。 　この碑は、復興作業中に発掘された 灯籠の一部を礎として、忘れることの 出来ない思いを後世に永く伝えるべく 願いをこめてここに残すものです。 　　　　　　　　　　　平成２６年７月 　　　　　　　　　　　　　福知自冶会 　  　女流作家田辺聖子が愛した 福地渓谷へ５年ぶりに訪れました。 集中豪雨以来です。今年の７月に復興 されましたが、以前の様な自然の 美しさは２１世紀を誇る科学技術 でも元通りにはならないでしょう！ 自然の猛威をふるった災害は、 美しい自然を一瞬に崩壊しました。 　定年後は、四季折々の福地渓谷 をカメラに収めたかったのですが 残念です。 　きっと何十年後には災害前のの美しい 福地渓谷になることを信じたい。　　　　タッチ  復興の礎 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　タッチ　2014/11/23 (日)

福地渓谷の山々は深山幽谷で紅葉も見事でした。
私は、女流作家田辺聖子が愛したそんな福地渓谷が好きだ。

それでは皆様、渓谷の様子をご覧ください。

	おとせ岩
杉岡の滝
	早玉の滝 （はやたまのたき） 水がはやくおちて 玉となりはねる。
つらら落し 　山の上みて下さい と書いていましたが、 何のことやら分 かりません。 山の上を観ました。 　　　　　→

福地渓谷の紅葉がすばらしい。

福地渓谷を後にして

平成２１年８月の集中豪雨の災害以来、初めて福地渓谷に訪れました。
ようやく、復興も終わりましたが、元の様な福地渓谷ではなかった。
女流作家田辺聖子が愛した福地渓谷はもうここには存在しない。
自然の惨たらしさは想像を絶するものです。
有史以来の福地渓谷はもうここには存在しないのが非常に残念です。
そして、福地渓谷での渓流釣りは私のホームグランドでもありますが、
渓谷は荒れ渓流釣りはもう出来なくなりました。
でも、福地渓谷の美しさはまだまだ捨てたものではありません。
いつかきっと以前の様な福地渓谷になることを切に思いました。

2015/01/04 (日)
タッチ



第４回　福地渓谷・砥峰高原
雪中ハイキング

砥峰高原にて　2008/02/17

前日　２月１６日　清流山荘にて

	２月１６日の午前中に、雪中ハイキングの準備を したところです。写真（下）は明日の雪中ハイキングの為に スノーシューとストックを登山専門店で購入しました。 準備も完了し、午後から清流山荘へと向かうことにします。
午後、四時頃に宿泊先の清流山荘に 到着しました。少し時間があるので、明日の 雪中ハイキングの会場周辺を散策する事に しました。周辺は、深い雪に埋もれ静寂な 白銀の景色です。渓谷の水しぶきの音と 小鳥達のさえずりしか聞えない幻想的な 世界です。写真（上）からもわかると思いますが、 看板には「はんごうすいさん・バーベキュー」「キャンプ受付」 の小屋がありますね。夏場は、この周辺は渓谷を 挟んで家族ずれのキャンプなどで随分賑やかになります。 渓流釣りや川遊び等の様子を思い浮かべながら、 この静まり返った冬の福地渓谷を散策してみました 午後五時になりましたので、宿泊先の清流山荘に 戻る事にします。
	今日の宿泊先です。山荘と言っても非常に清潔感があり、 建物も綺麗でした。岩風呂に入り冷えきった身体も 暖まり、食堂へと行き、今夜の夕食（写真左）は会席膳 です。アマゴの塩焼きとマスのお造りは絶品です。 渓谷で育った？アマゴだと思いますが、 新鮮で美味しかったです。ご馳走に満足！
食事も済ませ、部屋に戻ると、壁に掛かっている 色紙を観てビックリしました。なんと女流作家 田辺聖子が書いた色紙ですやん！ 「なでしこや福地の谷の夕月の夜」かな？ 山荘の女将に聞くとこの色紙は本物で、先生は この山荘のすぐ隣に別荘があるそうで、年数回 この福地渓谷に訪れるそうです。 しかし、この大事な色紙を客室にに飾って、 大丈夫かなぁ〜　こんな大切なものなので こちらの方が心配しますわぁああ・・・・ 部屋は、本当に素敵な和室でした。静まり返った渓谷の 谷川のせせらぎしか聞こえない世界は現世と思えないのです。 右下に続く
	安らぎを与えてくれ、谷川のせせらぎが程よく子守唄の 様に聞こえ深い眠りにつくのです。いつの頃だろうか、 障子から射すまぶしいほどの光がまぶたに浮かび、 目が覚めるのです。なんだろうかと思い障子を開けると まぶしいほどの白銀の世界でした。自然が作り出す演出に 心が潤いましたね。

雪中ハイキング当日
２月１７日

福知渓谷休養セターにて

	先日に宿泊した清流山荘を出て、予定時刻 ８時に会場の福地渓谷休養センター に到着。すでに、参加者の多数が会場で 待っておられました。 天気はにわか雪で、気温は氷点下です。 雪中ハイキングとしては絶好のコンディションですね。
「宍粟９１山の会」会長さんが雪中ハイキング の諸注意を述べられている風景（写真上）です。 冬山ですからかなり危険ですので、参加者は 真剣に会長さんのお話を聞かれていました。 参加者の多数が高齢者で若者より多かったのには 驚きました。 今年は暖冬だった昨年と違い豊富な積雪で、 絶好の雪中ハイキング日和です。 写真右は、わかんの取り付ける方法を 述べられている風景です。

会場を後にして砥峰高原へと
雪中ハイキングのスタート

	雪中ハイキングのスタート時の風景です。 辺り一面は私の膝辺りまでの積雪量ですので、 先頭の方は深雪の中をラッセルしながらの 進行となりますので、かなり体力を消耗 された思います。
着々と砥峰高原へと進み、雪中ハイキングを 楽しんでいます。辺りの風景は白銀の世界で 別世界です。氷点下の中、静寂な渓谷は 流れ落ちる水しぶきの音が渓谷を奏でる。 自然の音がこんなにも優しく私を迎えてくれるのか！ 疲れも感じることなく、活力を頂いたように思います。
	福地渓谷に沿って進んでいくうちに 最初の橋を渡る事になりました。少し視界も 広がり、遠くの雪を頂いた山々の姿が 美しく感じました。 橋から福地渓谷を写した場面です。 雪化粧の渓谷はなんて美しいのだろうか！
着々と砥峰高原へと進んでいくうちに, 宍粟市から神河町（神崎郡）の道標を 見つけました。 砥峰高原に近づいてきた証拠です。 なだらかな林道の為疲れることなく、 雪中ハイキングが出来て本当に 楽しい雪中ハイキングとなりました。
	２度目の橋を渡る事になりました。 橋を渡った所から、後続のハイカー達の カラフルな登山服姿をカメラに収めました。 白銀の世界にカラフルなハイカー達の 姿は、本当に美しいものですね。 ・・・・・・・・・・・ ここからが、急な山道になり深い森の中に 入っていきます。
渓谷もかなり深くなり、渓谷を覗く事も 難しくなりました。 山深くなった森により視野が狭まり、 少し単調な雪中ハイキングになるようですね。 山の斜面垂れ下がるツララ（氷柱） まさしく、氷点下の世界である。
	深い森の中に入り、着々と砥峰高原に進んでいる。 雪質もパウダースノウに変わっていくようで、 かなり雪を軽く感じるようでスノーシューでの ハイキングも心地よく出来ました。 また標高が高まるにつれて 雪質も変わり、そして積雪量も多くなっていく ように感じる。
深い森から、薄日が差し、急に視界が 広がりました。 多くのハイカーが砥峰高原だ！とのどよめきに、 やっと到着したことに気づきました。 今朝インターネッ調べると、 砥峰高原の積雪は８０ｃｍとありました。 雪中ハイキングとしては絶好のコンディションでは ないでしょうか？ それにしても、広大な高原に感激！ ここで、思いっきり雪中ハイキング が出来ると思うと心がはずみ、足取も軽くなりました。
	砥峰高原・とのみね自然交流館に１１時に到着 しました。８時半に出発したから３時間程かかりました。 自然交流館は冬場は閉鎖され館内にも入れないので、 トイレは高原のどこかで用を足さなければならないのです。 男性はどこでも用を足す事が出来ますが、女性の 参加者が多い中で、どの様に用を足されたのでしょうかねぇ〜 まあ、適当にされたと思います。 館外で休憩する事になりますので、ベンチも雪に 埋まっています。氷点下の世界ですから激寒の中で 昼食をとる事になりました。震えながら温かい味噌汁を すすりながらおにぎりを食べました。 おかげで、少し元気が出ました。
関西屈指のススキの名所　砥峰高原 関西でも第一級の高原地帯、 神河町（旧大河内町）にある 標高８００ｍ〜９００ｍの砥峰高原は、 ススキの群生地として 名を知られ、９０haの原野に群生する ススキを焼き払う砥峰高原 の山焼きは、高原に春を 呼ぶ風物詩として定着しています。

砥峰高原で雪中ハイキングを
楽しんでいる様子

	昼食を済ませ時計を見ると１２時です。 下山予定は１３時ですので、１時間の 雪中ハイキングとなります。 いよいよ待ちに待った 砥峰高原の雪中ハイキングだ！ 童心に返った心境で、大雪原の中で 自由気ままにハイキング出来るなんて 気分爽快になります。 本当にストレスが解消出来 明日への活動力になりますねぇ〜
多くのハイカー達は、昼食を終えてから 一向に砥峰高原に向かって雪中ハイキング をしないようである。どうしたんだろうなぁ？ ６０名近くのハイカーのうち、砥峰高原の雪中ハイキングを しているハイカーは十数名である。 後でわかったのですが、昼食をとり早々と下山したみたいです。 寒さと吹雪のために耐えかねたのでしょうねぇ〜 ・・・・・・・・・・・・ 私は、ごらんの通り元気に道標に従って雪中ハイキングを 楽しんでいます。目指すは、高台の小屋までです。 雪原をスノーシューで足取軽く進みました。
	少し勾配のある雪原を心地よく進んでいます。 吹雪も少し強くなり視界悪くなり不安になりました。 下界を観ると、もう多数のハイカー達が配列を 組んで下山しているのではないか？ 少数のハイカーだけでは少し不安になってきます。 こんな所で遭難すると大変な事になりますねぇ〜 私も少数のグループにお供させて頂き安全に 雪中ハイキングを楽しみたいと思います。
目標である高台の小屋を見つけました。 すでに何人かのグループが休憩していました。 道標には一周ハイキングコースがあるのですが、 下山の予定時刻まで間に合いません。
	高台の小屋で、砥峰高原を見渡す。 大雪原の自然の美しさと雄大さに敬服しました。 小屋の屋根にはツララが垂れ、普段見ることのない 光景を目にした。 写真左は、この付近に見られる野鳥です。 自然の豊かさを垣間見る砥峰高原でした。
時刻を見るともうすぐ下山時刻になります。 そろそろ、高台の小屋から退散しようと思います。 第四回の雪中ハイキングは、コンディションも良く 凄く良かった。来年も参加したいですね。 写真下は最後のグループが、高台の小屋から 下山する集合場所まで戻ってきているところです。

	開催日：平成１９年２月４日（日） 場 所 ： AM８時 福知渓谷休養セター

福知渓谷とその周辺


作家田辺聖子の著書の中にも登場する福知渓谷は秋の燃えるような紅葉、美しい清流と自然が満載。
山や川の恵みをふんだんに使う郷土料理が自慢の休養センターや田辺聖子ワールド、フィッシングセンター
なども充実している。

新緑の福知渓谷はここをクリックしてください

福知渓谷の名水「文殊の水」 早玉神社の知恵の文殊さんにあやかった名水。 一宮名水７選（ミネラルを多く含んだ自然水）	胸躍らせながら木々の間を降りて行くと、真っ白なしぶきを上げながらとうとうと流れる清流。思っていたよりずっと迫力があるその勇勢は、私たちの心にズンと迫ってくるものがあった。

福知渓谷休養センター２月３日宿泊

福知渓谷休養センター 客室のベランダから白銀の山々を観る。	福知渓谷休養センター客室にて

お食事処「もみじ庵」	田辺聖子ワールド

２月４日　福知渓谷休養センター前にて

スノーシューとは	スノーシューの写真
日本の『かんじき』とおなじ用途ですが、欧米では大自然の中でより広範囲に行動するためにスポーティに開発された物です。雪上スポーツを手軽に安全に楽しめ、スキーができない方にお薦めします

福知渓谷センター前を８時３０分に出発、目的地砥峰高原までの道中の様子。

砥峰高原

砥峰高原に１０半に到着。高原を一周し、スノーシューを 初めて履き雪中ハイキングを体験。
気温も氷点下の世界だから、動かないと寒くていられない。 １１時半に高原を一周し昼食。
暖かい豚汁が暖を提供してくれ、一時の休息を与えてくれた。
やはりここは暖冬とはいえかなり寒さが堪えた。 十二時半に砥峰高原を出発し下山する。
冷え切った体を、山の麓のまほろ場の湯（温泉）に入り 疲れを癒しました。
大変良かったので来年も参加しようと思う。

砥峰高原での雪中ハイキングも終え,下山前のハイカー全員の集合写真です。

新緑の福知渓谷
2007年5月4日 金曜日


作家　田辺聖子が愛した福知渓谷

山々の緑





旅の感想

ここ、福知渓谷には今年2月上旬に福知渓谷・砥峰高原の雪中ハイキング
で訪問した所です。
山々は、雪で覆われ冬の厳しさを感じた。氷点下の世界で人々を寄せ付けることなく、
静寂の世界であった。今年は暖冬といえどもここ福地渓谷では厳しい真冬の世界であった。

今回、新緑の季節に福知渓谷を訪問したときは山々は緑で覆われ、冬に訪れたときと違い
暖かく迎えてくれた、厳しい寒さを耐えてきた山々の緑は活力がみなぎり美しい自然の姿を提供
してくれ、そしてその美しさは私に温かい心にしてくれたと思う。