第１６回　屏風岩・鶴嘴山里公園ハイキング
令和６年２月４日

天然記念物　觜崎の屏風岩頭頂部から眺めた寝釈迦
寝釈迦の顔の部分が鶏籠山で胸の部分が的場山・亀山（きのやま）へと連れなる山並み

主催　たつの市ふるさと創造課交通政策係
　姫新線利用促進・活性化同盟会

　　　　　　　　　　　　　　　　　　集合場所　JR姫新線東觜崎駅前　広場にて　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

イベントの狙いは、地域の活性化と 姫新線利用の活性化です。 過去には姫新線廃線の危機も ありましたが、どうやら 乗り越えたようです。 たつの市町による挨拶

摩崖仏について
	新宮町觜崎の揖保川に沿った 岩山の崖面に彫られた5体の石仏 である。 　うち1体（写真左）には銘文があり、 文和3（1354）年10月に藤原某（読解不能）の 何回忌かにあたって彫られたものと考えられる。 ※摩崖仏上半身のサイドに□形に掘られた穴が ありますが、摩崖仏を風雨から防ぐ為に屋根を 造りそれを支える支柱の土台にする為の □形の穴です。
さらに上流にある地蔵4体（写真右） とともに、美作（みまさか）道・因幡（いなば）道の 「寝釈迦（ねしゃか）の渡し」において、 往来する人々の信仰を集めていたのであろう。

遠くから摩崖仏を眺めてみると
	写真の様に、摩崖仏 直下には多くの人々 が集まっていますが、 昔は、この一帯は 今の様に、広場でなく 揖保川の激流域に なっていました。 従って、昔の旅人は 対岸にある拝殿から 揖保川を挟んで 摩崖仏に旅の安全を お祈りしたそうです。 「拝殿」は写真→
拝殿前から、対岸に　 ある摩崖仏を眺め ました。 　昔の旅人が眺めた 摩崖仏も同じだったん ですね。　　 　拝殿前からでは、 摩崖仏は小さくて 遠すぎ視ることは 出来ませんでした。 ※写真→　 　　　　觜崎摩崖仏拝殿
	觜崎の摩崖仏を後にして、 これから天然記念物 「屏風岩」の頭頂部 を目指して山歩き（ハイキング）となります。 　ココから眺める「寝釈迦」は素晴らしい景観 です。 　今回は、低山ですが最高峰「鶴嘴山」２６３ｍ は登頂しません。
目指すは、屏風岩頭頂部（168ｍ）です。
	午前１１に登山開始 です。２０分ほどで、 屏風岩の頭頂部を目指します。 ココからの景観が最高ですよ。
	少し歩いた所で、視界が広がりました。 揖保川に架かる鉄橋は姫新線です。 ここでは、ディゼルカーが走り、J R東觜崎駅から鉄橋を渡り JR播磨新宮駅へと向かいます。
石柱は「天然記念物　屏風岩」 と彫られていました。 石柱の日付は昭和初期？ 古そうで結構新しい石柱ですね。 写真右は、屏風岩頭頂部です。 （標高168ｍ）
屏風岩頭上部から、寝釈迦と街並みを撮影しました。 １１時２７分登頂
	屏風岩頭頂部で写真撮影をし、下山します。 今回は、最高峰觜崎山263ｍ登頂はしません。 写真↓は鶴嘴山方面と下山の分岐点です。 写真←「たいこ岩」で、鶴嘴山へと続きます。

下山すると、野森稲荷神社がありました。 １１時５６分に下山しました。

お疲れ様 　たつの市主催のハイキング終了後、日を改めて 屏風岩の全景を揖保川の対岸の土手から撮影しました。 山腹の突き出た細長い岩が国の天然記念物「屏風岩」となります。 その、屏風岩の頭頂部（163ｍ）から眺めた寝釈迦が素晴らしい景観でしたね。  　　　　　　国の天然記念物「觜崎ノ屏風岩」について 　この屏風岩は、明治２７年（１８９４年）１月に、地質学草分けの巨知部（こちべ）理学博士 により発見されました。「わが国に稀なる安山岩脈（あんざんがんみゃく）なり」と、学会に 発表され、昭和６年に文部省から地質学上貴重な資料として、「国の天然記念物」に 指定されました。 　この「觜崎の屏風岩」は、揖保川の川底から頂上まで約、１４０ｍあります。そのうち長さ １２０ｍ、幅４ｍほどある屏風を立てたような、地表に突き出た岩脈は、周りの岩石より 硬いため風化浸食から取り残されてできたとされています。 　屏風岩頭頂部の高さ１０ｍはある大石の上は柱状節理という自然の造形を楽しめるい 素晴らしい展望台です。 遠くから觜崎の屏風岩を眺めてみました。