常 念 岳
２８５７ｍ
安曇野の西に鎮座する常念山脈の盟主
2013年8月9日　

常念岳登頂ならず
常念乗越（標高2460ｍ）より常念岳を望む

それでは皆様登山の様子をご覧ください。

一ノ沢登山口（出発地点）〜大滝ベンチまでの様子

	午前6時半頃一ノ沢登山口に到着。 各自、ストレッチを済ませ、7時前に 登山開始です。 常念小屋まで5.7ｋｍ 一ノ沢登山口（標高1260ｍ）
森の中を、快適に進んでいます。 山ノ神を通過している様子。 常念小屋まで5.2Ｋｍ 山の神（標高1480ｍ）

森の中で見つけた高山植物

大滝ベンチ〜胸突八丁までの様子

	一ノ沢に沿っての山歩きは涼しくて快適です。 初めて沢に入り小休憩をしました（←）。 水が冷たくて気持ち良かったです。 この沢の水は飲料にもなります
大滝ベンチ通過している様子です。 大滝ベンチといっても、木の根元に札が かかっているだけの貧疎なものでした。 常念小屋まで3.6Ｋｍ 大滝（標高1610ｍ）
	沢の遥かかなたに、常念岳の一部が見えて きました。まだまだ、常念岳まで遠いので 少し弱気になってしまいました。
烏帽子沢に到着、2度目の小休憩です。いつもと違い、 疲れを感じ嫌な予感がしました。メンバーの一人がまだ、 常念岳山頂まで半分も満たしてないよ！これからが本格的な 山登りですよと言われ、完全に気負けしました。 常念小屋まで2.9Ｋｍ 烏帽子沢（標高1750ｍ）
	烏帽子沢から眺める常念岳全景が素晴らしい。 しかし、本来なら元気が出てくるのですが、 体調が思わしくなく、息も荒くなってきた。
烏帽子沢から、笠原沢へと変わりました。 沢幅も狭くなり源流に近づいている。　　　　　 常念小屋まで2.2Ｋｍ 笠原沢（標高1900ｍ）
	沢の源流付近から、胸突八丁へと進みます。 もうこの辺から、息が荒くなり本日登頂予定の 常念岳は無理だと予感する。　　　　　　　　　  常念小屋まで1.4Ｋｍ 胸突八丁（標高2090ｍ）

胸突八丁付近で見かけた高山植物が美しい

胸突八丁を通過し最終水場に到着

最終水場で、小休憩です。ガレ場で登山道に なっているので休憩する場所がなく下山中の登山者 の邪魔になりそう。かなり疲れて、立ち上がるのが やっとの状態。常念小屋までも無理かも？　　　　　　 少し不安になってきました。　　　　　　　　　　　　 常念小屋まで1Ｋｍ 最終水場（標高2250ｍ）

もう限界の域に達している。気力で進んでいます。この時点で、本日登頂予定の常念岳は諦めました。
それどころか、常念小屋まで行けるかどうかかなり不安になってきた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

第1ベンチあと800ｍ

標高2400ｍ 第2ベンチあと500ｍ

第3ベンチ付近で 倒れる 　幸い下山中の常念岳診療所 の方が異変を感じ、手当を して頂きました。かなり回復 しましたが、診療所のドクターに 連絡され、診察してもらいました。 軽度の熱中症です。 　後300ｍ頑張れ！

ドクターに付き添ってもらい、山岳ガイドさんに荷物を持ってもらい、
フラフラしながらの常念乗越（標高2450ｍ）を目指しました。　　　　　　　　

常念岳も目の前、視界も広がり、深い森から 抜け出たような感じです。もうすぐ、常念乗越 であることを感じました。（↓）　　　　　　　　　 　　やったぞ〜　常念乗越に到着しました。（→）　　 やれやれ、ドクターヘリを頼まなくてよかった。	常念乗越（標高2460ｍ）
	皆さんは、いらない荷物を常念小屋に置き、 サブバックを持って常念小屋から常念岳山頂を 目指しています。（←）　　　　　　　　　　　　　　　 　私は、今晩宿泊する部屋で休みました。　　 1時間ほど休むと健康な状態まで回復しました。 皆が帰るまで待つことにします。（↓）

少し元気になったので、常念乗越を散策しました。その時の写真です。 　　　　　　　　遥か昔の大学時代に登った槍ヶ岳が懐かしく思いました。北穂高から続く大キレットも、 　　　　　　そして槍ヶ岳までのパノラマです。皆様は、この景観に感動し次の目標にされるようです。 　　　　　　若いころ、奥穂高から大キレットを通過し槍ヶ岳まで縦走した思い出が走馬灯のように 　　　　　　思い浮かべました。 　　　　　　　　今の私には絶対無理です。若い時に登ってよかったなぁ〜と思います。

翌日（8月10日）

常念乗越から見た日の出 5時30分	常念岳登頂の再挑戦を誓った私です。　　　　　　　 背後には、なだらかな常念岳が観えます。 高さはこの場所から400ｍです。体調からすると 　登頂できますが、ツァーなので今から下山です。

早朝にて。トキ色に輝く雲に覆われた北穂〜大キレット〜槍ヶ岳の全景

日の出も拝み、朝焼けの北アルプス　　 全景は素晴らしかったです。　　　　　　　　　 常念岳登頂は出来なくても満足しまし。　　　 　朝食に出された岩魚の甘露煮は美味しかった。（←）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　食堂から眺める北アルプスも素晴らしい。 槍ヶ岳も見えます（↓）

北穂高と大キレットそして山頂が雲で覆われた南岳

槍ヶ岳を中心に、北アルプスの全景を撮ってみました。

朝食も済ませ、下山の準備もして、 いよいよ下山することになりなした。　 早朝の空は雲一つない快晴です。　　 北アルプスをもう一度撮ってみました。 ←下山開始の様子

感想